第1章– category –
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第1章
守護異能力者の日常新生活記 ~第1章 第12話~
「あの……すみません」 まず紅音の口から出てきたのは謝罪の言葉だった。 (やっぱりか……こんな得体のしれない力を持ってる奴を置いとけるわけ無いよな……) 覚悟していたとはいえ、やはりその現実は修也の心に重くのしかかる。 昨日知り合ったばかりだが、... -
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守護異能力者の日常新生活記 ~第1章 第11話~
「ただいまー」 「ただいま戻りました」 修也と蒼芽、二人揃って舞原家の玄関をくぐる。 「あら? 修也さんが早いのは聞いていたけど、蒼芽も早いのね?」 リビングにいた紅音が顔を出し、玄関にやってきながら不思議そうな顔で尋ねる。 「それがね、聞い... -
第1章
守護異能力者の日常新生活記 ~第1章 第10話~
「……蒼芽、ちゃん……」 修也はスマホの画面を見ながら硬直していた。 先程『力』を使ったのをバッチリ見られてるのでどんな反応をされるのか分からない。 もし蒼芽が今までの人達みたいに怖がって距離を置いてきたりしたら……想像したくない。 しかし同じ家... -
第1章
守護異能力者の日常新生活記 ~第1章 第9話~
「私の考えとしてはだねぇ……逆転の発想をするんだよ」 「逆転、ですか?」 陽菜の言葉に首を傾げる修也。 「うん、今回の場合はこうだね。秘密にしてるからバレた時に大変なことになる。なら秘密にしなかったらまったくもって問題なし!」 「えぇ……」 「隠... -
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守護異能力者の日常新生活記 ~第1章 第8話~
男が銃弾を放った拳銃。 それは銃社会ではない日本ではほとんど流通していない。 理由は言わずもがな。銃刀法違反という立派な犯罪だからだ。 空気の圧力でBB弾を飛ばすエアガンですら規制が入るのだ。流通しないのも当然である。 銃が比較的流通している... -
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守護異能力者の日常新生活記 ~第1章 第7話~
「ね〜ぇ〜、ブルマ履いてよぅ土神君〜」 「まだ引っ張るんですかソレ」 まだ諦めてないのか、執拗に食い下がる陽菜。 「そもそもこんなガタイした男のブルマ姿とか、誰得なんですか」 「私得だよっ!」 「胸張って言わんでください」 「大丈夫! もし胸... -
第1章
守護異能力者の日常新生活記 ~第1章 第6話~
「……え? 理事長室?」 修也はもう一度部屋のネームプレートを見る。見間違いの可能性もあると思ったからだ。 しかしそこに書かれているのはやはり『理事長室』の文字だった。 「いやいやいやそんなわけない。まだ正式に転入手続きすらしてない俺にこの学... -
第1章
守護異能力者の日常新生活記 ~第1章 第5話~
「はい、着きましたよ。ここが今日から修也さんが通う学校です!」 「おお、なんというか……すごく普通のテンプレっぽい高校だ」 修也が案内されたのはごく普通のよくある高校だ。 校門も普通。グラウンドも普通。校舎も普通である。 「確かこの高校もあの... -
第1章
守護異能力者の日常新生活記 ~第1章 第4話~
(………………あ、そうだ、昨日から舞原家に来てたんだった) 翌朝、見慣れない部屋に一瞬戸惑った修也だが、すぐに状況を思い出した。 ベッドのすぐそばに置いてある時計を見るとまだ5時半ば。起きて動き出すにはまだ早い時間だ。 しかし修也は引っ越してくる... -
第1章
守護異能力者の日常新生活記 ~第1章 第3話~
「あ、そろそろ呼ぼうと思ってたんですよ」 部屋の片づけが終わり2人でリビングに降りてきたら、夕飯の支度を終えた紅音がキッチンから出てきた。 食卓には所狭しと色々な料理が並んでいる。 「……随分な量がありますね?」 「ええ、今日は修也さんがうち...