オリジナル小説– category –
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守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第21話~
「……あれ? 詩歌? 詩歌も来ることになってたのか?」 予想していなかった人物の登場に修也は首を傾げる。 今日は休日なので、詩歌は当然ながら私服だ。 薄茶色のワンピースに白いカーディガンを羽織って左肩には肩掛け鞄を下げている。 大人しめのコー... -
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守護異能力者の日常新生活記 舞原蒼芽 ~立ち絵~
蒼芽の立ち絵画像。 実は絵の練習もひっそりやっておりまして、これからも立ち絵や挿絵を載せていけたらなと思っております。 旧Twitterでは練習過程をちょくちょく上げてましたけど、せっかくブログあるんだからこっちにも上げようと、ね。 -
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守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第20話~
「修也さん、今週末は何か予定はありますか?」 その日の夕飯の席で、紅音がおもむろに聞いてきた。 「あ、明日はクラスの友人に誘われたのでちょっと遊びに行ってきます」 「え、そうなんですか?」 修也の予定を聞いた蒼芽が修也の方を向いて聞いてくる... -
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守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第19話~
「…………よし、そろそろ動けるかな」 翌朝、修也はいつも通り目が覚めてしばらく経ってから起き上がる。 そしてベッドから出て制服を手に取り、着替える。 こんこん 「修也さん、起きてますか?」 そして着替え終わったタイミン... -
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守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第18話~
「…………あの事件が、記事に……」 修也は紅音が送ってきたURLで表示されたブログをスクロールさせる。 このブログは、見た感じだとこの辺の地域のニュースをまとめた記事が多い。 事件だけでなく、個人経営の喫茶店などのレビューもある。 たまに執筆者の個人... -
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守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第17話~
「……では、修也さんも詩歌と連絡先交換できたんですね」 「ああ、成り行きでな」 その日の晩の舞原家の食卓で、修也と蒼芽は詩歌が新しくスマホを買ったことについて話していた。 「ああ、引っ越す前は親の連絡先しか入ってなかったアドレス帳に潤いが……!... -
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守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第16話~
「……そうか、舞原さんとは無事連絡先交換できたのか」 「うん。舞原さんから交換しよって言ってくれたから……」 放課後、詩歌は昨日の約束通り連絡先を交換するため、彰彦と中庭のベンチに座っていた。 「直で話したことは無いけど、本当に良い子だな、舞原... -
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守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第15話~
「ど、どうして、そんな……」 突如出された爽香からの課題に詩歌は戸惑う。 「当たり前でしょ? 携帯持ってるのに誰の連絡先も無いとか、意味ないじゃない」 「そ、それはそうかもしれないけど……」 「期限は、そうねぇ……今週末までね」 「え……そ、そんなの... -
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守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第14話~
「ん? おや? そこにいるのはもしかしなくても土神君じゃないかい?」 「うわぁ……めんどくさい人に見つかった……」 陽菜が修也に気づいて声をかけてくる。 それに対して修也はめんどくさそうな表情を隠しもせずに呟く。 「おいおいそりゃないぜ土神君。... -
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守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第13話~
「ふぅ…………」 詩歌は浴槽に張られた湯に浸かりながら息を吐いた。 今日一日の色々あった疲れが溶け出るようで、詩歌の表情は緩む。 (やっぱり、お風呂は気持ちいいなぁ……) 某国民的アニメのヒロインのように1日3回とまでは流石に言わないが、詩歌はこ...