第5章– category –
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守護異能力者の日常新生活記 ~第5章 第25話~
「……という訳でボウリングのチケットが手に入ったんだが皆で行ってみないか?」 週明け、ホームルームが始まる前に修也はとりあえず席の近い彰彦と爽香に誘いをかけてみる。 「おっ、良いんじゃないか? 行こうぜ」 「そうね、私も賛成よ」 修也の問いか... -
守護異能力者の日常新生活記 ~第5章 第24話~
「…………ふーん、そかそか。なるほどねぇー」 瀬里は修也と由衣の話に相槌を打ちながら持っていた手帳にさらさらと何かを書きこんでいく。 「控えめに言ってこの世のクズだねソイツ。滅びれば良いと思うよ」 「えらくバッサリ行きましたねぇ。否定はしません... -
守護異能力者の日常新生活記 ~第5章 第23話~
「……にしても本当に普通の写真ばっかりですねぇ……」 亜理紗がつまらなさそうな表情で修也のスマホの画面をスライドさせながらそんなことを呟く。 確か蒼芽にせがまれて写真を撮った時は普通の2ショットばっかりだったはずだ。 変わり映えはしないだろうが... -
守護異能力者の日常新生活記 ~第5章 第22話~
「それにしても、修也さんの意外な才能を見たような気がします」 「いや俺自身ここまで効果があるとは思わなかった」 そのまま午前中はリビングで過ごし、昼食を終えて自分たちの部屋に戻りながらそんな話をする蒼芽と修也。 「もうすっかり修也さんに骨抜... -
守護異能力者の日常新生活記 ~第5章 第21話~
「おはようございます修也さん」 「おはようございます紅音さん」 高校部活体験のあった日の週末、修也はいつも通りの時間に起きてリビングに下りてきた。 台所ではいつも通り紅音が朝食の支度をしている。 「修也さんの分の朝食はもうすぐできるので少し... -
守護異能力者の日常新生活記 ~第5章 第20話~
「え、ええぇぇ!? な、何これどういうこと!?」 突然の事態に戒は理解が追い付かずアタフタとしている。 「スライディング土下座ならぬローリング土下座とは……相変わらずやることが突飛だな千沙は」 「いやあれ見て出る感想がそれかよ」 一方でさして... -
守護異能力者の日常新生活記 ~第5章 第19話~
「……んじゃまぁ、とりあえず簡単なルール確認をしておきたいんだが……」 修也と千沙の立ち合いの為に確保してくれたスペースの真ん中に立ちながら修也は瑞音に尋ねる。 「んー……まぁ30秒くらい千沙の立ち回りを見てくれりゃそれで良い」 「30秒!? い... -
守護異能力者の日常新生活記 ~第5章 第18話~
「ああ、よく来てくれたな土神」 格技室にやってきた修也たちに気付いた瑞音が入り口までやってきて声をかけてくる。 「あぁ相川。途中で色々あって人数が増えたんだが……大丈夫か?」 「問題ねぇよ。見に来てくれる人が多いのはこっちとしても願ったりかな... -
守護異能力者の日常新生活記 ~第5章 第17話~
「…………今日はいつもと違って少々真面目な考察をしようと思いますわ」 球技大会が終わってしばらくしたある日の放課後、白峰さんは自分の席で机に肘をつき手を顔の前で組みながらそう呟いた。 「ほほぅ…………して、今日のお題は何ですかな?」 黒沢さんも同じ... -
守護異能力者の日常新生活記 ~第5章 第16話~
「みんな今日はお疲れー! 試合に出た子も応援に回ってた子もよく頑張ったよ!!」 閉会式が終わって教室に戻った後、陽菜が教卓の前に立って生徒たちに労いの言葉をかける。 「みんなの頑張りの甲斐あって今回の球技大会は史上最高の結果だったよ!」 「...