第6章– category –
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第6章
守護異能力者の日常新生活記 ~第6章 第6話~
「いらっしゃーい、おにーさんおねーさん!」 由紀と初めて顔合わせした日の週末の午後、修也と蒼芽は平下家の玄関にいた。 呼び鈴を押すとほぼ間を置かず扉が開き、中から笑顔満面の由衣が飛び出してきた。 「いらっしゃいおにーさん蒼芽ちゃん。待ってた... -
第6章
守護異能力者の日常新生活記 ~第6章 第5話~
「……なんかすっごい濃い一日だったな今日は……」 ファミレスからの帰り道を歩きながら修也はそう呟く。 白峰さんたちから始まり、陽菜・理事長・優実と不破警部・そして瀬里。 途中の蒼芽たちは良いとして、色々と考え込まされることの多い話ばっかりだった... -
第6章
守護異能力者の日常新生活記 ~第6章 第4話~
「ありがとね土神君。色々と面白い話が聞けたよ」 「いえ、俺も少し考えを纏められましたので」 ファミレスを出て行く先が別になったところで修也と瀬里はお互いそう声を掛け合う。 「個人的にもなかなか興味深い事態になってるからねぇ、報酬抜きで調べて... -
第6章
守護異能力者の日常新生活記 ~第6章 第3話~
「ありがとう土神君。色々と有意義な話ができたよ」 「また何か進展があったら教えて頂戴ね」 「それ事件の話ですよね? 蒼芽ちゃんとどうのこうのって方じゃないですよね?」 ファミレス前で別れることになった不破警部と優実に向けて修也は尋ねる。 ス... -
第6章
守護異能力者の日常新生活記 ~第6章 第2話~
「やぁ土神君、わざわざ来てくれてありがとう」 放課後、修也は理事長室にやってきていた。 「華穂先輩から話があるって伺いましたが」 「ああうん、でもまぁそんな大層な話じゃないから気を楽にしてもらっても全然構わないよ」 修也の問いかけに対して軽... -
第6章
守護異能力者の日常新生活記 ~第6章 第1話~
皆でアミューズメントパークに行った日から数日が経った。 人の口に戸は立てられぬとは良く言ったもので、修也が普通とは違う『力』を持っているということは瞬く間に知れ渡っていった。 恐らくは駅前での鉈男とのやり取りを見ていた人がいたのだろう。 学...
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