オリジナル小説– category –
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守護異能力者の日常新生活記 ~第1章 第5話~
「はい、着きましたよ。ここが今日から修也さんが通う学校です!」 「おお、なんというか……すごく普通のテンプレっぽい高校だ」 修也が案内されたのはごく普通のよくある高校だ。 校門も普通。グラウンドも普通。校舎も普通である。 「確かこの高校もあの... -
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守護異能力者の日常新生活記 ~第1章 第4話~
(………………あ、そうだ、昨日から舞原家に来てたんだった) 翌朝、見慣れない部屋に一瞬戸惑った修也だが、すぐに状況を思い出した。 ベッドのすぐそばに置いてある時計を見るとまだ5時半ば。起きて動き出すにはまだ早い時間だ。 しかし修也は引っ越してくる... -
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守護異能力者の日常新生活記 ~第1章 第3話~
「あ、そろそろ呼ぼうと思ってたんですよ」 部屋の片づけが終わり2人でリビングに降りてきたら、夕飯の支度を終えた紅音がキッチンから出てきた。 食卓には所狭しと色々な料理が並んでいる。 「……随分な量がありますね?」 「ええ、今日は修也さんがうち... -
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守護異能力者の日常新生活記 ~第1章 第2話~
「それにしてもさぁ……」 「? どうしました修也さん」 舞原家に行く道中、おもむろに修也は口を開いた。 「引っ越し初日でいきなりなかなかめんどくさい事に出くわしたよな……」 「あ、あはは……普段はこんな事無いんですけどね……」 修也のつぶやきに対して... -
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守護異能力者の日常新生活記 ~第1章 第1話~
「一時はどうなるかと思ったけど助かったよ。ホントありがとな、蒼芽ちゃん」 「いえ、お役に立てたのなら良かったです」 蒼芽についていく形で駅を後にした修也は礼を述べる。 「もし蒼芽ちゃんが駅に来なかったら、最悪初日でいきなり見知らぬ街中を彷徨... -
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守護異能力者の日常新生活記 ~序章~
…………ゴトンゴトン…………ガタンゴトン………… 電車が定期的に揺れながら走っている。 電車内はほとんど客はいない。そんな電車のボックス席の隅に、彼はいた。 彼はじっと景色を見ている。しかし、景色は彼の頭の中には入っていなかった。 彼の頭の中にあったの...