soma– Author –
soma
-
第3章
守護異能力者の日常新生活記 ~第3章 第31話~
話は少し前、修也と猪瀬の手下の男が対峙したところまで遡る。 「で? こんな朝早くから猪瀬の命令で襲撃に来たってのか?」 修也は目の前の男を睨みながら尋ねる。 「いや違う。……あ、猪瀬さんの命令で襲撃に来たのは合ってるけど」 修也の問いに対して... -
第3章
守護異能力者の日常新生活記 ~第3章 第30話~
「くそっ、アイツめ……下級庶民のくせに生意気な……!」 猪瀬は憤りながら足音と鼻息を荒くして走る。 猪瀬にとって先程の出来事は屈辱でしかなかった。 美穂が自分の婚約者として名乗り出て格の違いをあの場にいた修也たちに見せつけ、姫本家との繋がりを強... -
第3章
守護異能力者の日常新生活記 ~第3章 第29話~
「お前はお呼びじゃねぇ、とっとと帰れ」 修也は猪瀬に向かって手で追い払う仕草をしながらそう言う。 「ふん、生憎下級庶民の戯言に耳を貸すなどという下賤な趣味は持ち合わせていないのでね」 それに対し猪瀬は鼻で笑い、修也の隣に立っていた美穂に視線... -
第3章
守護異能力者の日常新生活記 ~第3章 第28話~
「『何故だ! 何故俺たちを……俺を裏切った!?』 『裏切った? ……それは違うな。俺は真実に気づいた。それだけだ』 血を吐くかのような叫びを、目の前のアイツは振り返りもせずそう切り捨てた。 『貴様は世の大局を見ていない。目の前のことしか見ていな... -
第3章
守護異能力者の日常新生活記 ~第3章 第27話~
「本当に凄かったです土神先輩も霧生先輩も! 僕感動しました!」 「陣野君、ここお店の中だからもう少し声を抑えた方が……」 ラーメン屋に入ってそれぞれ席について注文した後、陣野君が目を輝かせながら興奮気味に大声を出す。 その横で佐々木さんが窘め... -
イラスト
守護異能力者の日常新生活記 舞原蒼芽 ~水着~
蒼芽の水着絵も描いてみました。 ……これでホントに入学したばかりの高校生なのかと。 -
第3章
守護異能力者の日常新生活記 ~第3章 第26話~
「よし、誰も使ってないな」 戒は誰も使っていないことを確認してから舞台に上がる。 舞台とは言ってもコンクリートでそれっぽく形作っているだけでそこまで本格的なものではない。 広さもせいぜい教室2つ分くらいだろうか。 まぁ演劇の練習として使うな... -
イラスト
守護異能力者の日常新生活記 姫本華穂 ~水着~
最近暑いので水着姿を描いてみました。春なのに。 何故華穂なのかって? ヒロインの中で一番スタイルが良くて映えるからですよ! ……と言うのは冗談で、蒼芽と詩歌は前にⅩに描いて投稿したことがあるんです。 興味がある方は探してみてください(ユーザー名... -
第3章
守護異能力者の日常新生活記 ~第3章 第25話~
「お疲れ様ですお嬢様方。公園に到着いたしました」 十数分後、リムジンは再び公園の駐車場まで戻ってきた。 運転席を降りた御堂が後部座席のドアを開ける。 「ありがとね、御堂さん」 「御堂さんもお疲れ様です」 華穂と美穂は御堂にねぎらいの言葉をかけ... -
第3章
守護異能力者の日常新生活記 ~第3章 第24話~
「……ごちそうさまでした。どれも美味しかったです」 手を合わせながらそう言う美穂。 その所作も優雅で気品の溢れるものだ。 しかし修也と蒼芽はそこよりも気になるところがあった。 「……本当に全部食べましたね……」 「あの後俺は追加で作ったけど、その分...