第2章– category –
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第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第18話~
「…………あの事件が、記事に……」 修也は紅音が送ってきたURLで表示されたブログをスクロールさせる。 このブログは、見た感じだとこの辺の地域のニュースをまとめた記事が多い。 事件だけでなく、個人経営の喫茶店などのレビューもある。 たまに執筆者の個人... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第17話~
「……では、修也さんも詩歌と連絡先交換できたんですね」 「ああ、成り行きでな」 その日の晩の舞原家の食卓で、修也と蒼芽は詩歌が新しくスマホを買ったことについて話していた。 「ああ、引っ越す前は親の連絡先しか入ってなかったアドレス帳に潤いが……!... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第16話~
「……そうか、舞原さんとは無事連絡先交換できたのか」 「うん。舞原さんから交換しよって言ってくれたから……」 放課後、詩歌は昨日の約束通り連絡先を交換するため、彰彦と中庭のベンチに座っていた。 「直で話したことは無いけど、本当に良い子だな、舞原... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第15話~
「ど、どうして、そんな……」 突如出された爽香からの課題に詩歌は戸惑う。 「当たり前でしょ? 携帯持ってるのに誰の連絡先も無いとか、意味ないじゃない」 「そ、それはそうかもしれないけど……」 「期限は、そうねぇ……今週末までね」 「え……そ、そんなの... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第14話~
「ん? おや? そこにいるのはもしかしなくても土神君じゃないかい?」 「うわぁ……めんどくさい人に見つかった……」 陽菜が修也に気づいて声をかけてくる。 それに対して修也はめんどくさそうな表情を隠しもせずに呟く。 「おいおいそりゃないぜ土神君。... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第13話~
「ふぅ…………」 詩歌は浴槽に張られた湯に浸かりながら息を吐いた。 今日一日の色々あった疲れが溶け出るようで、詩歌の表情は緩む。 (やっぱり、お風呂は気持ちいいなぁ……) 某国民的アニメのヒロインのように1日3回とまでは流石に言わないが、詩歌はこ... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第12話~
話は少し遡り、帰りのホームルーム直後。 陣野君と佐々木さんへのお祝いムードの陰に隠れて詩歌はこっそりと教室を後にした。 いつまでも教室に残っていると、いつ自分の方に話の矛先が向いてくるか分からない。 修也と多少なりとも関係があると知られてい... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第11話~
「あー美味しかったー。普段購買ばっかりだけど、たまには学食も良いね」 昼食を食べ終えて2年の修也たちとは別れた後、自分たちの教室へ戻る蒼芽と詩歌。 「そ、そうなんだ……わ、私は……いつもお弁当だから……」 「あ、そうそう! 今日のお弁当も美味しそ... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第10話~
「あ、いたいた。詩歌ー!」 「あ、お姉ちゃん、アキ君……」 午前の授業が終わり、昼休みとなった。 詩歌は朝爽香に言われた通り、学食棟の入り口で待っていた。 しばらくしてそこに爽香と彰彦がやってきて今に至る。 「ご、ゴメンねアキ君。こんなことに巻... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第9話~
「それでは行ってきます」 「行ってきます」 「はい、行ってらっしゃい」 翌朝、修也と蒼芽は紅音に見送られて学校に向かう。 このやり取りはまだ片手で数えられるほどしかしていないが、少しずつ慣れてきたような気がする。 「昨日のパジャマパーティー、...