第2章– category –
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第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第28話~
(……で、何だこの状況) 電車を降り、しばらく歩いて米崎家に案内された修也は、出迎えに来た詩歌と爽香の母に客間へ通された。 そこで用意された席に座って待つように言われ、詩歌と横に並ぶ形で席についた。 しばらくすると浴衣を羽織り、ちょび髭を生や... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第27話~
「……どうだ? 少しは落ち着いたか?」 少し時間を置いて、修也は詩歌に尋ねる。 「は、はい……すみません、急に泣き出したりして……」 「いや、無理も無いだろ。状況が状況だ」 「それにしても凄いわね土神君。結局一度もかすりすらしなかったわね」 「そう... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第26話~
ざわざわと、辺りが騒がしくなってきた。 流石にこれだけの騒ぎを起こせば注目を浴びるのは必然である。 しかしトラックから出てきた男は周りなど全く気にする様子を見せず、ヘラヘラと笑いながら爽香たちだけに視線を向けていた。 「さァて、お前らにもた... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第25話~
「…………え……」 詩歌は状況が理解できなかった。 いや、もしかしたら無意識のうちに理解するのを拒んだのかもしれない。 昼食を買いに行くためにコンビニに行こうとした時、突然修也が自分を真横に突き飛ばした。 何で? と思う間もなく詩歌の視界から修也... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第24話~
「なぁ爽香。これ……わざとだろ?」 ジェットコースターの順番待ちをしている間に、彰彦がおもむろに爽香に対してそう尋ねた。 「これって何のことよ?」 「土神と詩歌を別行動にさせたことだよ」 「あら、どうしてそう思うのよ」 「詩歌がこういうの苦手な... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第23話~
「ほら、見えてきたわよ。あれが入り口」 爽香が指さした先には、確かに遊園地などによくある入場券売り場のような建物があった。 「いや近いな!? 駅出てまだ5分も経ってないぞ?」 想像してたよりもずっと早く目的地が見えてきたことに修也は驚く。 ... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第22話~
「ここから電車で3駅だったっけ? これから行く場所は」 改札を通りホームで電車待ちをしている間に修也はこれから行く場所について確認する。 「ああ。時間にして大体10分強ってところだ」 「アクセスが楽なのは良いんだけど、その分人が多くて混雑す... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第21話~
「……あれ? 詩歌? 詩歌も来ることになってたのか?」 予想していなかった人物の登場に修也は首を傾げる。 今日は休日なので、詩歌は当然ながら私服だ。 薄茶色のワンピースに白いカーディガンを羽織って左肩には肩掛け鞄を下げている。 大人しめのコー... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第20話~
「修也さん、今週末は何か予定はありますか?」 その日の夕飯の席で、紅音がおもむろに聞いてきた。 「あ、明日はクラスの友人に誘われたのでちょっと遊びに行ってきます」 「え、そうなんですか?」 修也の予定を聞いた蒼芽が修也の方を向いて聞いてくる... -
第2章
守護異能力者の日常新生活記 ~第2章 第19話~
「…………よし、そろそろ動けるかな」 翌朝、修也はいつも通り目が覚めてしばらく経ってから起き上がる。 そしてベッドから出て制服を手に取り、着替える。 こんこん 「修也さん、起きてますか?」 そして着替え終わったタイミン...